顧客の個人識別情報や保護対象保健情報(PII/PHI)などの顧客データや、その他の機密情報は、顧客によってウェブフォームに頻繁にアップロードされます。これらの機密情報が漏えいし、データ侵害やコンプライアンス違反につながるリスクを軽減するためには、企業がセキュアなウェブフォームを利用し、ウェブフォームのベストプラクティスを遵守することが不可欠です。以下のセキュアウェブフォームのベストプラクティスを参考に、導入を成功させましょう。

1. ウェブフォームのセキュリティを徹底する

ウェブフォームのデータ送信時にはHTTPSおよびトランスポート層セキュリティ(TLS)、保存時にはAES 256の利用を必須としてください。ユーザー入力を検証し、想定された安全なデータのみが処理されるようにし、インジェクション攻撃などの潜在的に有害な要素を排除するためにサニタイズ処理を行いましょう。

2. 高度なセキュリティ対策を導入する

多要素認証(MFA)により、ウェブサイトやアプリケーションの機密領域へのアクセスを制限します。CAPTCHAは人間のユーザーとボットを判別し、自動送信を防止します。高度なボット対策ソリューションはユーザー行動を分析し、不審なパターンを特定します。

3. 高度な認証メカニズムを導入する

ロールベースのアクセス制御(RBAC)は職務に基づいてロールを定義し、誰がウェブフォームデータを閲覧・変更できるかをより細かく制御できます。シングルサインオン(SSO)はパスワード関連の脆弱性に伴うセキュリティリスクを低減します。

4. 定期的な監査と継続的なモニタリングを実施する

ウェブフォームを体系的に見直し、テストすることで、重大な脅威となる前にセキュリティ課題に先手を打って対応できます。監査では入力検証から暗号化の運用まで、ウェブフォームのセキュリティ全体をカバーしてください。継続的なモニタリングツールによりユーザーの操作を追跡し、潜在的な脅威を迅速に特定・対処できます。

5. データ最小化と保存期間の管理を徹底する

最小権限の原則(PoLP)などのデータ最小化戦略により、ウェブフォームに入力された機密PIIへのアクセスを本当に必要な人のみに限定し、攻撃対象領域を縮小し、意図しないデータ漏えいを最小限に抑えます。データ保存ポリシーは、古くなったり不要な情報の保管に伴うリスクを軽減します。

セキュアなウェブフォームについてさらに知る

ウェブフォームにアップロードされる機密データの保護について詳しく知りたい方は、オンラインウェブフォームでPIIを守る方法:企業向けチェックリストをご覧ください。

また、Kiteworksによるウェブフォームのセキュリティ強化について知りたい方は、セキュアなウェブフォームでフォーム入力ワークフローを効率化・保護もぜひご覧ください。

 

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